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本状はGMOリサーチ株式会社と株式会社フリープラスとの共同リリースです。
重複して配信される場合がございますが、あらかじめご了承ください。
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GMOインターネットグループのGMOリサーチ株式会社(代表取締役:細川 慎一 以下、GMOリサーチ)と、訪日観光関連事業に特化した旅行会社である株式会社フリープラス(代表取締役社長:須田 健太郎 以下、FREEPLUS)は、訪日観光客を対象とした調査事業分野において、2015年7月15日に業務提携契約を締結いたしました。
また、提携第1弾として、訪日への期待と実際の体感を比較するべく、訪日中国人ツアー客を対象に共同でアンケート調査を行いました。
【業務提携の背景と目的】
GMOリサーチでは、アジア13カ国・約1,700万人にインターネットリサーチが可能な消費者パネル「Asia(アジア) Cloud(クラウド) Panel(パネル)」を提供しています。また、同パネルネットワークを活用し、訪日経験者や訪日予定者を対象とした、インバウンド(訪日外国人)消費者調査に特化したサービスも展開しています。
一方、FREEPLUSは、訪日観光にフォーカスした旅行会社です。アジアを中心に19カ国の旅行会社300社以上とのお取引があり、年間6万人を超える訪日観光客を受け入れています。また、訪日外国人観光客を対象とした調査事業も行っています。
現在、日本政府は成長戦略の柱のひとつに観光立国の実現を掲げ、訪日外国人旅行者数増加に向けた様々な施策を推進しています。こうした施策の成果もあり、2014年に日本を訪れた外国人観光客は、前年比29.4%増の1,341万4千人と過去最高を記録(*1)しました。また、オリンピック・パラリンピック東京大会が開催される2020年には訪日観光客2,000万人(*2)を目標に掲げており、今後も増加傾向が継続する見込みです。
こうした市場環境の中、各企業・団体では、インバウンド需要に対応するべく商品・サービス開発を進めています。各国の観光客に応じたきめ細かなサービス開発・改善には、外国人観光客の行動・嗜好を分析するマーケティング・リサーチが不可欠ですが、これまでは実際に訪日した外国人の生の声を効率的に収集する手段が少なく、重要な課題となっていました。
これらの背景を受け、この度、GMOリサーチとFREEPLUSは、両社の強みを活かし、インバウンド分野においてさらに効果的なマーケティング・リサーチサービスを共同開発するべく業務提携を行いました。また、GMOリサーチの消費者パネルに加え、FREEPLUSが受け入れて実際に訪日した外国人観光客に対して、インタビューや行動分析などのオフライン調査も行ってまいります。
(*1)日本政府観光局(JNTO):2015年1月20日発表「訪日外客数の動向」
(*2)観光立国推進閣僚会議:平成27年6月発表「観光立国実現に向けたアクション・プログラム 2015」
【訪日中国人ツアー客への共同調査を実施】
業務提携第1弾として、FREEPLUSが受け入れた訪日中国人ツアー客30名に対し、共同で記入式のオフライン調査を実施いたしました。日本到着後の事前調査と離日直前の事後調査を実施することで、訪日における期待と実際の体感を比較しています。
●調査テーマ : 訪日中国人ツアー客の訪日前の期待と訪日後の体感比較
●調査対象 : ツアーで日本を訪れた中国人男女 30名
●調査期間 : 事前調査2015年6月11日/事後調査2015年6月16日
●調査方法 : 記入式アンケート調査
●ツアー訪問地域 :東京・富士山周辺・箱根・京都・大阪
■回答者の属性およびツアー概要(図1)
・訪日ツアーを利用した、男性4名、女性26名の計30名の中国人を対象に調査を行った。
・年代別に見ると、30代6名(男性1:女性5)、40代1名(女性1)、50代11名(女性11)、60代12名(男性3:女性9)と、中高年の女性が大半を占めている。
・また、該当ツアーは2015年6月11日~6月16日の5泊6日で実施され、中国・上海を出発後、東京、富士山周辺、箱根、京都、大阪の観光地を巡った。
■日本に関する情報の収集先(図2)
出発前に日本についての情報をどのように収集したか、選択肢から選択してもらった。
・「親族、知人、友人の口コミ」(76.7%)、「旅行会社の窓口」(33.3%)、「公的なインターネットサイト」(30.0%)となり、大多数の人が「親族、知人、友人の口コミ」をはじめオフラインで情報収集していることが分かった。
■「訪日目的」および「印象に残ったところ」(図3、表1)
日本到着直後に「訪日目的」、離日直前に「訪日後、印象に残ったところ」を自由回答で尋ね、回答内容をカテゴライズした。後者については、カテゴリ別にポジティブ、ニュートラル、ネガティブに分類した。
・「訪日目的」については、「旅行」「視野を広くする」といった「日本観光全体」についての回答が41.0%、続いて「文化」15.4%、「自然」10.3%の順となった。
・「訪日後、印象に残ったところ」については、「環境」(37.5%)、「生活/日本人の素養」(20.0%)、「商品/サービス」「都市」「交通」(各10.0%)の順となった。
・「印象に残ったところ」は、ほとんど全てが日本を高く評価するポジティブなものとなった。
・具体的内容としては、秩序だった交通に対する驚きや、日本人の行動・礼儀についての賞賛、「ゴミが分別されている」「街が清潔」といった環境整備に関する感心が大部分を占めた。一方で、「訪日目的」として多く挙げられていた、日本の「文化」「自然」に関する記述はほとんど見られなかった。
■みやげ物の内容(表2)
日本到着直後に「購入予定」のもの、離日直前に「実際の購入」物をそれぞれ自由回答で尋ねた。
・「購入予定」としては「家電製品」(23.9%)が最も多く、続いて「医薬品」(21.7%)、「化粧品」(15.2%)、「菓子」(15.2%)の順となった。
・「実際の購入」については、「購入予定」と同様の傾向が見られ、「家電製品」(33.3%)、「医薬品」(16.7%)、「化粧品」(8.3%)、「衣服」(8.3%)の順となった。
■みやげ物の予算と実際の購入額(表3)
日本到着直後に「予算額」、離日直前に「実際の購入額」を自由回答で尋ねた。
・「予算額」は10,000元以上20,000元未満が33.3%で最も多く、30名の平均額は10,490元であった。
・これに対して「実際の購入額」は3,000元未満が50.0%を占め、6名の「わからない」「未回答」を除いた24名の平均額は6,500元と、予算額の約6割にとどまった。
(※1人民元=約19.9円 2015年7月14日時点)
【GMOリサーチ株式会社について】
GMOリサーチは、従来通りの市場調査手法はもちろん、MROCやアイトラッキング、スキャナマインドなど、最先端の技術と手法を駆使した市場調査サービスを提供しております。現在、「ASIA(アジア) Cloud(クラウド) Panel(パネル)」を利用したインターネットリサーチのほか、マーケターの調査をサポートするDIY型インターネットリサーチツール「GMO Market(マーケット) Observer(オブザーバー)」を提供しております。
アジア最大規模の調査対象者とDIY型インターネットリサーチツール2つのサービスを通じて、当社はアジアの生活者のニーズを世界中の企業にご提供し、更なるインターネットリサーチの発展に貢献してまいります。
【株式会社フリープラスについて】
FREEPLUSは、2007年6月にITアウトソーシング事業を開始しました。2010年には訪日旅行事業に進出し、日本の代表的なランドオペレーターとして、訪日観光客の皆さまに「人生に残る思い出をプレゼントする」ことを理念に発展を続けてきました。2014年には6万人を超える訪日観光客を取り扱っております。
2015年には、新たに訪日旅行市場に特化した調査事業を手がけ、実際に訪日中の観光客に対してアプローチできることを強みに、多くの企業へ重要なリサーチ手段を提供しています。
【参考URL】
■「ASIA Cloud Panel」 URL:http://www.gmo-research.jp/acp
■「GMO Market Observer」 URL:http://www.gmo-research.jp/rsp
■「インバウンド消費者調査サービス」 URL:http://www.gmo-research.jp/inboundlp/
■「FREEPLUS 外国人観光客向け調査サービス」 URL:https://www.freeplus.co.jp/business/research/
以上
<報道関係お問い合わせ先>
◆GMOリサーチ株式会社 マーケティング部 担当 白鳥
TEL:03-5962-0037(代表)
E-mail:press@gmo-research.jp
◆株式会社フリープラス 担当 下方(ゲホウ)
TEL:06-6147-3080
E-mail:research@freeplus.co.jp
◆GMOインターネット株式会社
グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 FAX:03-3780-2611
E-mail:pr@gmo.jp
【参考資料】
(図1)回答者の属性
(図2)[日本に関する情報の収集先 N=30]
(図3)[訪日目的(事前調査)および訪日後印象に残ったこと(事後調査) N=30]
(表1)[訪日後印象に残ったこと(事後調査) 回答例抜粋]
(表2)[購入予定のみやげ物および実際の購入物の比較 N=30]
(表3)[みやげ物予算額および実際の購入額 N=30]