GMOリサーチ&AIの品質管理体制
GMOリサーチ&AIでは、「モニター品質管理」「データ品質管理」「情報セキュリティ品質管理」の観点で適切に品質管理を行うことで、高品質なサービス提供を実現し、お客様に安心してサービスをご利用いただけるよう努めています。
モニター品質管理
モニター品質管理は、調査結果の信頼性を確保するために非常に重要です。品質の悪い回答者が含まれると、調査結果が偏ったり、正確な結果を提供できなくなる可能性があります。そのため、回答者の品質管理は、調査の信頼性を確保するために欠かせない重要な取り組みと認識し、当社では、モニターの品質管理を以下のように行っています。
自社パネルの品質管理
本人確認
会員登録時にメールアドレス認証、SMS認証、
電話番号認証を実施しています。
会員情報の更新
年に1回の定期的な属性情報の更新依頼を行い、最新の属性情報を反映することで正確な調査結果を得ることができます。会員獲得最適化
性別・年齢・居住地など、様々な属性を考慮して、会員を獲得することで、調査結果に偏りが生じないよう努めています。自社パネルを含む、Cloud Panel全体の品質管理
重複モニターの排除
同じ人物による複数回の回答や偏りのあるデータを避けるため、複数のパネルに登録しているモニターを、メールアドレスやCookieなどの情報を参照し、重複モニターとして扱っています。
非アクティブモニターへの対策
より正確で効果的な調査を実施するため、一定期間以上アンケート回答などの活動がないモニターに対して、アンケート配信を停止する措置を取っています。
不正なアンケート回答の検知
当社のアンケート回答データや、定期的に「品質チェックアンケート」を配信することで、基本属性の虚偽や矛盾回答、ストレートライナーの有無、ボット回答者の検出、回答時間が極端に短いスピーダー、Cookie重複などをチェックし、一定基準に達したモニターを不正回答者としてアンケート配信を停止する措置を取っています。
教育アンケートやトラップアンケートの実施
定期的に「教育アンケート」をモニターに配信し、正しい回答を促すことで、モニターの意識や知識の向上を図っています。また、意図的にトラップ設問を含めた「トラップアンケート」を配信することで、基本属性の虚偽回答や同一調査票内の矛盾した回答を検出し、一定基準に達したモニターを不正回答者としてアンケート配信を停止する措置を取っています。
「Ghost Completes」を自動的に検知・排除
GMOリサーチ&AIの独自のテクノロジーを駆使して不正な回答を分析し、「Ghost Completes」を自動的に検知・排除する機能を開発・実装しています。
※「Ghost Completes」は、インターネットリサーチにおいて、ハッキングにより、アンケートに実際には回答していないにも関わらず、回答が完了したかのように偽装しポイントなどの報酬を得る不正行為です。
データ品質管理
GMOリサーチ&AIでは、データ品質管理の工程において、調査結果に偏りがなく、代表性に富んだデータを提供することを重要視しています。 テクノロジーを使った品質管理、リサーチオペレータの厳密なデータチェック体制を構築することで、業界トップクラスの品質維持を実現しています。
実査前の工程
- 調査票のチェック
- 矛盾回答のロジック制御
- 第三者によるダブルチェック
- 各オペレーターの業務フロー統一による品質の均一化
実査中
- Cookieを用いた重複モニターの排除
- システムによる適切な配信数の自動算出
- 不正回答者を防止する調査画面のロジック制御
- リアルタイムでの回答状況確認及び回収管理
実査後の工程
- ローデータのクリーニング作業
- 回答時間、矛盾回答、明らかに不正な自由回答の排除 等
- 簡易集計を行い不正データをシステム的に検知、除外
上記はあくまでデータ品質維持において最低限実施している作業工程の抜粋です。
他にも、「モニターの特性や調査の目的に応じたデータクリーニング」「マルチデバイス時代に考慮した設計及びプログラミング」「設問ボリュームのコントロールや業界への啓蒙活動」など、多岐に渡る活動と取り組みを行っています。 GMOリサーチ&AIではお客様へ提供するデータに対し、徹底した管理体制を敷いており、日本を代表するリサーチパネル供給事業者として引き続き品質の向上、技術基盤の改善に努めます。
※上記は当社がフルサービス調査の際に行っている業務工程の一部抜粋となります。
※ご提供サービスにより関わる作業工程は異なります。
情報セキュリティ品質管理
当社のパネルは、JMRA(日本マーケティングリサーチ協会)およびESOMAR(ヨーロッパ世論・市場調査協会)の品質管理基準に基づき運営されています。
また、当社は日本情報経済社会推進協会が認定している「プライバシーマーク」およびISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証基準の国際規格(ISO/IEC 27001:2013)を取得し、GDPR、CCPA、および各国の法令を遵守しています。
遵守している基準や法令
ESOMAR 37
ESOMAR 37は、ESOMAR(ヨーロッパ世論・市場調査協会)が策定した、オンライン調査におけるサンプル提供業者の品質管理に関するガイドラインです。
このガイドラインは、オンラインパネルを利用する調査実施者が、良質なオンラインサンプルを入手するための37の質問事項を提供するものです。
GMOリサーチ&AIでは、このESOMAR Guidelineを参考にしながら、品質管理の強化に努めています。
この質問に対する当社の回答を記載しています。(遷移先は英語のページです)
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