ネットリサーチで注意すべき32のチェックリスト
2021年07月14日
「これからネットリサーチをしたいと思っているが、抑えておくべきポイントが分からない。」
日々多くのご相談いただく中で、はじめてネットリサーチに取り組まれる企業様が抱える課題は共通していると感じました。
そこで、ネットリサーチを実施する前に抑えておきたいポイントをセルフチェックできる形で制作いたしました。
「セルフチェックリスト」は、これまで多くのネットリサーチを実施してきた当社に蓄積されたノウハウを32項目にまとめたものです。
このチェックリストに従ってすべてクリアすれば、初めての方でも失敗のない調査ができるかと思います。
ご依頼前に事前にご準備いただくことで、貴社の現状を把握するためにお役立てください。
フルサービス実施前のセルフチェックリスト ダウンロードはこちら▶
調査企画・設計
ネットリサーチを実施する際に、調査目的が明確になっていることがもっとも重要です。
何の目的もなく調査を行っても、回答データから得られるものは何もないと言っても過言ではないでしょう。
現状どのような課題を抱えていて「誰に・何を・どのように聞く」と仮説検証ができるのかを事前にしっかり練る必要があります。
また調査にかけられる費用や日程、その後工程までを考えて全体スケジュールを組むと良いでしょう。
調査企画・設計チェックリスト
□ 貴社のビジネス課題が明確になっている
□ ネットリサーチを実施する目的が明確になっている
□ データ分析の目的(何を分析したいか)が明確になっている
□ アンケートを配信するターゲット(性・年代・地域など)が明確になっている
□ アンケートデータを元にしたアウトプットが明確になっている
□ 結果を踏まえたマーケティング施策が考えられている
□ 次のアクションに間に合うスケジュールになっている
□ 調査費用(単発or年間の予算)を決めている
調査票
インターネット上のアンケートでも紙によるアンケートでも、調査票の精度によって結果が大きく変わってしまいます。
例えば質問がMECEではなかったり(漏れ・ダブリがある)、フリーアンサーが多すぎたりすることでモニターは回答に困ってしまいます。
正確なデータを集めるためには、質問文と選択肢に問題がないか細心の注意を払う必要があります。
調査票チェックリスト
□ 調査の目的に沿った調査項目で作成されている
□ 調査項目に誤字脱字・表記ゆれ・曖昧な表現がない
□ 回答者の前提知識を考慮して、専門用語を多用しない
□ 質問が二重質問になっていない(例:コクがあり、キレがある)
□ 調査票作成者の意図的な調査項目になっていない
□ 質問・調査項目が回答者にとって分かりやすい文章になっている
□ 質問・調査項目が回答者にとって負担の少ない分量で収められている
□ 分岐条件を設定して、回答内容に矛盾が生じない設計になっている
□ 回答者にとって該当する選択肢がない場合を考慮し、「特にない」などの選択肢がある
□ センシティブな内容を聴取する場合、事前に回答者に許諾を得る導線にする
□ 評価項目が等間隔になっている 例:好き↔どちらでもない↔嫌い
□ 画像を差し込む場合、各種デバイスで表示されたときの解像度に問題がない
□ 動画を差し込む場合、各種デバイスで表示されたときの動作に問題がない(推奨15~30秒)
□ 外部リンクを差し込む場合、遷移先のページの動作に問題がない
□ 単純集計、クロス集計ができるように調査票が設計されている
■関連記事
はじめての市場調査:アンケート調査票の作り方は?良い例・悪い例 ▶
アンケートデータ回収
アンケート作成が完了したら、モニターにアンケートを配信して回答データを集めていきます。
見落としがちな落とし穴もあるため、事前に目を通しておきましょう。
アンケートデータ回収チェックリスト
□ 対象者が回収可能であることを確認している
□ 集めるサンプル数は、少なすぎず代表性がある構成である
□ ターゲットを極端にニッチなセグメントにしていない
□ 調査結果に偏りの生じない対象者条件を設定している
□ パソコン、スマホやタブレットなどのデバイスで回答することを考慮している
□ インターネット利用者が回答者であることを考慮している
□ 複数回に分けて調査する場合、次回参加率が100%でないことを考慮している
□ 自由記述式の設問が多い場合、入力率が悪くなることを考慮している
□ 無効回答が一定の確率で生じることを考慮している
まとめ
当社は市場調査・マーケティングリサーチを実施される企業様を支援する会社です。
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