プレスリリース

日本初のソーシャルメディアリサーチサービス 「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」(ベータ版)提供開始

2011年04月26日

 GMOインターネットグループのGMOリサーチ株式会社(本社:東京渋谷区、代表取締役:細川 慎一)は、グローバルなソーシャルメディアリサーチサービス「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」のベータ版を、本日4月26日(火)より提供開始いたしました。
「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ」は、Twitter、Facebook、世界中で運営されているブログなど、世界中のソーシャルメディアから消費者の声を聞くことができる日本初のサービスです。日本語はもちろん、英語、スペイン語、ドイツ語、韓国語など9カ国の言語に対応しています。


【「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」とは】URL:http://www.gmo-research.jp/GSR/
 近年利用者が急速に増加しているソーシャルメディアは、ユーザーの生の声が集まるだけでなく、ユーザーの行動や意思決定などに影響を与えるようになってきています。
この度GMOリサーチが提供を開始した「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」は、生活環境や世論に応じて消費者の意識が刻々と変わっていく中で、バイアスのかからない消費者の生の声をソーシャルメディアからタイムリーにキャッチするサービスです。数多くの国での消費者の声を分析することができるうえ、調査対象も幅広いため、サイトの特性によって論調が偏ることなく、消費者の声を拾い集めることができます。さらに、調査結果レポートは「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」のシステムが自動生成するので、リサーチャーや企業の担当者が元のデータをいちいち細かく分析しなくても、マーケティング課題の解決に有効なデータをスムーズに入手できます。
本サービスは、世界展開を目指す企業、また既に世界展開を進めている企業の、その国での企業や商品の評価・評判といった現地調査に最適です。日本にいながら企業ブランドや商品に対するソーシャルな声を低コストで集めることができ、販売プロモーション、製品コンセプト、販売体制などの戦略の企画立案・実施が実現可能となります。


■価格 URL:http://www.gmo-research.jp/GSR/
基本初期設定費用(税込) : 100万円
※ベータ版オープンのキャンペーンとして、5月末まで10社限定で通常100万円を50万円でご提供いたします。

サービス内容:サーバーシステム/言葉のニュアンスなどのコンサルティング/キーワード選定/ブランドパワー調査/インフルエンサー特定/ポジネガ要因分析/ワード特定など

月額費用(税込):20万円 (10キーワードまで設定)

備考:設定キーワードの追加は、10万円/10キーワード
その他、付加サービスなどは、サービスサイトをご覧ください。


■「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」を活用した調査について
「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」の調査では、TwitterやFacebook、調査対象となる国で運営されているブログやSNSから、設定キーワード*1を含む投稿(メンション*2)を抽出します。抽出したメンションを分析し、文章構造、登録キーワードの属性から総括的意味を把握します。
(※1)商品名、会社名、それに対するネガティブ/ポジティブ/ニュートラルな属性のキーワードなどのこと。サービス提供時に実施するヒアリングで、商品・サービスの性質や目的に応じてお客様との相談のうえ決定します。
(※2)メンションとは、該当キーワードについて述べられている投稿のこと。メンション数とはその投稿数で、Twitterの場合は、リツイートの数も含む。

●ブランディング・競合比較調査
ソーシャルメディアの定点観測を行い、該当キーワードのメンションを抽出いたします。



<評判の変化を可視化できる月別グラフ >
ブランドがどのように思われているか、肯定的(ポジティブ)否定的(ネガティブ)、中立もしくは思案中(ニュートラル)の意見はどういう変化をたどってきたのかといった、時系列でのメンション数をグラフで確認できます。



<メンション重要度リスト>
 ブランドに関するメンションの中から抽出された、エンゲージメント*3に繋がるポジティブなメンション、またはブランド毀損に繋がるネガティブなメンションのうち、緊急度の高いものを即時にお客様へメールで通報いたします。その他は、重要度の高さに応じてリスト化し、定期的にレポートを提出いたします。これにより、該当メンションに関してすぐに消費者とコミュニケーションが取れ、エンゲージメントの成功へ繋げることが期待でき、リスク要因となるメンションの場合は、素早い発見によって対策を立てたり、リスク回避の対応を取ったりすることが可能となります。

(エンゲージメントに繋がるメンションの例)
  1、ブランドに対する質問
  2、ブランド商品を購入した内容
  3、ブランド商品を購入希望の内容
(ブランド毀損に繋がるネガティブなメンションの例)
  1、ブランド商品に対するクレーム
  2、ブランド商品に対する誤解・間違った情報
  3、ブランド商品に対する知人のクレーム

(※3)エンゲージメントとは、企業やブランドと消費者との良好な関係のこと。積極的にエンゲージメントを作り出していくことで、顧客の購買意欲の促進へと繋がることが期待できる。


●ブランド調査
ブランドに対してソーシャルメディアではどのような論調で話題になっているのかのイメージを可視化することができます。海外向けに商品プロモーションを実施した際の論調分析などに活用できます。

<キーワード属性ヒートマップ>
ポジティブ/ネガティブ/ニュートラルの属性に分類したキーワードをブランド名と一緒に登録しておくことで、キーワードの出現数とその属性に応じて、マップ上に当て込んだキーワード属性ヒートマップが作成できます。
グローバルでのブランドの論調を把握し、ネガティブ→ポジティブに移行するキーワードを各国で把握できます。


<ポジティブ/ネガティブ率>

 ブランドはどのように思われているか、肯定的(ポジティブ)否定的(ネガティブ)の割合を月単位で確認できるグラフが作成できます。




●インフルエンサー パワー調査
 インフルエンサー・マーケティング*4の戦術を実施する際の判断基準となる、自社ブランドを話題にしている消費者間の関係を、インフルエンサーを基点に可視化できます。また、インフルエンサーに実際にアプローチする際に必要となるインフルエンサーについての基本情報も確認できます。

<インフルエンサーネットワーク図> 調査結果からインフルエンサーを基点にその他の消費者との関係を可視化した図を作成いたします。
(※4)
影響力の高い消費者(=インフルエンサー)を通じて商品やサービス情報などの情報発信をするマーケティング手法。





■「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」の特徴
●特徴1:ONTROX社開発の高度多言語意味解析エンジンを採用

 多言語解析についての柔軟性が高く、グローバルリサーチに最適化されたアルゴリズムを搭載しているONTROX社開発の解析エンジンを採用することで、多言語・複数のソーシャルメディアからクローリングできます。さらには文章の意味をポジティブ/ネガティブとうように判断するだけの既存アルゴリズムとは異なり、そのポジティブ/ネガティブの特定要因を読み取らせ、集計することができます。これにより、特定のベクトルに照準を合わせた柔軟にクローリングのコントロールが可能です。

●特徴2:高性能なサーバーシステムをお客様専用にご用意
 解析エンジンの稼働と収集したデータの格納に必要な高性能サーバーシステムをお客様専用にご用意するので、多言語・複数のソーシャルメディアを同時に高速クローリングできます。


【今後の展開について】
 今後、中国語版などの対応をしながら、より詳細のネットリサーチを実現できるよう、世界39カ国に消費者パネルを有する「infoQグローバルネットワーク」サービスと連携させる予定です。

【参考URL】
「GMOグローバル・ソーシャル・リサーチ?」(ベータ版)URL:http://www.gmo-research.jp/GSR
「infoQ」URL:http://infoq.jp/
「infoQグローバルネットワーク」URL:http://www.gmo-research.jp/service/service02.php