デモグラフィックとは|特徴や取得方法、マーケティング活用例を解説

2022年01月31日

デモグラフィックとは|特徴や取得方法、マーケティング活用例を解説

デモグラフィックとは、年齢やライフステージ・性別などの人口統計学に該当する属性の総称で、特にマーケティングで活用されています。

現在ではニーズの多様化に伴い、サイコグラフィックや行動変数といった他のセグメンテーションを重視する傾向があります。

とはいえ年齢・職業など比較的調べやすい情報で顧客を分類できるデモグラフィックは、今後もセグメンテーションの重要な指標であると考えられます。

本記事では、デモグラフィックの意味やマーケティングへの活用例を解説します。

デモグラフィックとは

デモグラフィックの例

デモグラフィック
人口動態変数と訳され、購買者の社会的な属性を切り口にしたセグメンテーションの細分化方法のこと。「年齢」「ライフステージ」「性別」「職業」「可処分所得」「家族構成」などが軸。比較的経過年数による変化が少ない。

デモグラフィックはSTP分析におけるセグメンテーションの4軸の一つです。

デモグラフィックは顧客の属性が把握できる指標のため、見込み客に近いペルソナ設定に役立つデータが抽出できます。

デモグラフィックによるセグメンテーションでは、具体的に以下のような軸を利用して顧客を分類します。

  • 年齢:10代、20代、30代、40代、50代
  • 性別:男、女
  • 職業:会社員、学生、主婦、経営者
  • 可処分所得:300万円以下、300〜400万円、401〜600万円、601〜800万円、801万円以上
  • 家族:独身(家族別居) 、独身(家族同居)、配偶者有・子供有、配偶者有・子供無 、配偶者無・子供有

デモグラフィックにはさまざまな軸がありますが、見込み客のニーズ把握が目的のため、自社に必要な軸のみ採用すると良いでしょう。

※STP関連記事
STP分析におけるセグメンテーションとは?意味や分析方法・成功事例を解説

デモグラフィック以外のセグメンテーション

デモグラフィックはSTP分析のセグメンテーションの4軸の一つですが、他にも以下3つの軸があります。

  • ジオグラフィック
  • サイコグラフィック
  • 行動変数

ジオグラフィック

ジオグラフィックの解説

ジオグラフィック
国、地域、人口密度などの地理的観点から市場を分類する方法。小売店、飲食店などのエリアマーケティングで活用される。

ジオグラフィックは、消費者の住む地域の特徴から市場を選定する際に利用されます。

具体的にジオグラフィック分析は、人口密度が高い場所に集中出店するなど、物流コストの最適化を図ったコンビニエンスストアのドミナント戦略(*)の中で活用されています。

ジオグラフィック分析は、具体的に以下の要素で分類をします。

  • 国:宗教、気候
  • 人口:人口数、人口密度
  • 最寄りの駅:池袋、四谷、錦糸町

他のセグメンテーションが「人」に着目した要素であるのに対し、ジオグラフィックは地理的な数値を集めたデータです。

よって活用はしやすいものの顧客像が見えにくいため、ジオグラフィックのみで他社との差別化を図るのは困難です。

このため、ジオグラフィックは他のセグメンテーションと併用してターゲティングを実施するのが一般的で、デモグラフィックと掛け合わせたジオデモグラフィクスなどが多く活用されています。

(*)ドミナント戦略:特定のエリアに経営資源を集中する戦略のこと。

サイコグラフィック

サイコグラフィックの説明

サイコグラフィック
心理的変数と訳され、性格や価値観、ライフスタイルに注目して顧客を分類する方法。

顧客のニーズが多様化する現代において、人々の好み・ニーズは細分化されています。市場が成長・成熟するほど顧客の選択肢は増えるため、サイコグラフィックによる分析は今日では一層重要視される傾向にあります。

具体的には以下の要素からサイコグラフィック分析が実施できます。

  • ライフスタイル:アウトドア派、インドア派
  • パーソナリティ:外向性、調和性、神経症的傾向、経験への開放性、誠実性
  • 趣味:読書、ジョギング、ネットサーフィン、ペットを飼う

サイコグラフィックではアンケート調査を実施し、クラスター分析(*)をかけることが一般的です。

(*)クラスター分析:データ全体の中から類似するものを抽出し、グループ分けする方法。

行動変数

行動変数の画像

行動変数
サービスへの知識、態度、利用頻度から顧客を分類する方法。BtoBの場合は、購買意思決定権も行動変数に含まれる。

マーケティングではついターゲット選定に視点が当てられがちですが、新規顧客を増やさずとも売上を上げる方法があります。それがヘビーユーザーを増やすことです。

行動変数は以下のような項目でライトユーザーとヘビーユーザーの違いに注目し、効果的なマーケティング施策につなげていきます。

  • 過去の購買経験:有/無
  • 利用頻度:週2〜3回、週1回、月2〜3回、月1回、数ヶ月に1回以上
  • 重視するベネフィット:品質、コスパ、見た目、利便性
  • 購買意思決定権者:担当者、部長職、社長

デモグラフィックデータの活用例:ターゲット層の把握

デモグラフィック分析を実施することで、ターゲット層が把握できます。よくあるケースとしては以下2つが挙げられます。

  • アンケート調査
  • アナリティクス

アンケート調査

紙媒体やWebで行うアンケート調査でデモグラフィックデータを取得する際は、以下の内容を質問項目として加えることが多いです。

 
<質問項目例>
性別/年齢/最終学歴/職業/年収/住まい/結婚の有無

分析ツール

分析ツールには自社サイトを訪れた顧客を分析するGoogle Analyticsや、自社Facebookアカウントを分析するFacebookインサイトなどのSNSアナリティクスが挙げられます。

分析ツールを活用することで、自社サイトを訪れるユーザーのデモグラフィック情報が獲得できるため、自社サイトの改善や商品ターゲットの見直しに役立ちます。

Google Analythicsの場合、GAトラッキングコードの書き換えが必要になるため、事前に準備をしておくことをおすすめします。

デモグラフィックターゲティング広告

デモグラフィックターゲティング広告とは、特定のデモグラフィックに分類されるユーザーをターゲットにした広告のことです。

Googleのリスティング広告、Facebook広告、Twitter広告などでデモグラフィックを活用し、広告出稿先をターゲティングできます。

デモグラフィックターゲティング広告を活用することで、見込み客のみに広告を表示できるため、費用対効果を高められます。

なお、Googleにおけるリスティング広告のデモグラフィック機能を利用する場合は、過去ユーザーが検索したキーワードからの類推となります。

例えばある人が過去「男性の悩み」に関する情報を多く調べている場合、Googleがその人を「男性」、「子育て」ジャンルへの検索アクセスが多い場合は「子供がいる」と認識する認識する可能性が高くなります。

ただしあくまでも過去の検索ワードからの類推であるため、必ずしも正確なターゲットに広告が表示されるわけではない点は注意しましょう。

まとめ

本記事ではデモグラフィックについて解説しました。

デモグラフィックはセグメンテーションの一つですが、顧客の属性や大まかな生活様式が把握しやすく、どんなマーケティング施策においても重要なデータを導く指標だと考えられます。

デモグラフィックと他のセグメンテーションを上手に活用し、貴社のマーケティング活動にお役立てください。

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