AlphaThetaが挑んだ、グローバル市場でのブランド調査

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AlphaTheta株式会社 DJ機器・音響機器をグローバルに展開。ミッション「One Through Music – 音楽で人をつなぐ」のもと、革新的な音楽体験を届ける。 |
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「Pioneer DJ」から「AlphaTheta」へ社名変更後、ブランドの浸透度や理解度をグローバルで把握するため、ブランド認知度調査を実施。GMOリサーチ&AIの海外対応パネルを活用し、日本、アメリカ、中国、欧州各国で定量データを取得し、国別の認知率やブランドの印象、接触チャネルを可視化し、今後のブランド戦略や広報施策の設計に活用しました。
本記事では、グローバル展開やブランディングに取り組む企業にとって、効果的な市場理解と戦略立案のヒントが詰まった事例をご紹介します。
背景と課題 |
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旧「Pioneer DJ」から「AlphaTheta」への社名変更後、新ブランドとしての浸透度や理解度について、社内外でさまざまな仮説が挙がっていた。市場におけるAlphaThetaブランドの認知度を継続的に調査・分析し、ブランド戦略、商品戦略、マーケティング戦略の立案に活用可能なデータの取得・蓄積を目的として、ブランド認知度調査を実施。 |
取り組み |
GMOリサーチ&AIの国内外モニター(Cloud Panel)を活用し、幅広い対象者に向けてオンラインアンケート調査を実施。ブランドの認知率、利用経験、情報接点、選定基準といった要素を幅広く調査し、ブランド戦略に活用。 |
成果 |
AlphaThetaの認知率・ブランドイメージ・チャネル別の接触状況が明確になり、複数のパラメータ比較を通じて、新ブランドとしての立ち位置や強化ポイントが浮き彫りになったことで、ブランド戦略の見直し・再設計へとつながった。 |
グローバルでのブランド浸透を測る「AlphaTheta」の認知度調査プロジェクトとは
プロジェクトの概要を教えてください
当社は2020年1月、「Pioneer DJ」から「AlphaTheta」へと社名を変更いたしました。この変更は、「One Through Music - 音楽で人をつなぐ」という当社のミッションを、より明確に体現するための重要な一歩でした。
一方で、新たなブランド名が市場やユーザーにどの程度浸透しているのかを把握する必要性も高まっていました。こうした背景を踏まえ、AlphaThetaブランドに対する市場での認知度を定点的に把握し、ブランド戦略や広報施策の精度向上に活用することを目的として、ブランド認知度調査を実施いたしました。
本調査では、単なる認知率の把握にとどまらず、ユーザーがどこでブランドを知り、どのような印象を持っているのかを可視化することで、今後のブランド展開や広報設計における判断材料とすることを目指しています。
多国籍・高精度パネルを持つ調査体制が決め手
GMOリサーチ&AIを選んだ理由を教えてください
本調査の実施にあたり、GMOリサーチ&AIを調査パートナーとして選定した理由は、同社が有する高精度な自社パネル「Cloud Panel」にあります。
このパネルは、グローバルで幅広い対象者にリーチできる点に加え、各国で精度の高いスクリーニングが実現できる点を高く評価しました。また、短期間かつ多国間での調査実査にも柔軟に対応できる体制を有していることから、当社のニーズに最も適したパートナーであると判断しました。
日本・欧米・中国の18〜50代を対象に、ブランド認知や印象を調査
実施した調査の内容
対象国 | 日本、アメリカ、中国、イギリス、ドイツ、フランス |
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対象者 | 18〜50代を中心とした男女 |
主な調査内容 | ブランド認知、製品の利用経験、比較ブランド、機材選定基準、情報源などを含む全25問のオンライン調査 |
国別の認知度・購入意向・接触チャネルの違いを可視化し戦略再設計に貢献
調査を実施して得られた成果や反響を教えてください
まず、「AlphaTheta」というブランド名の認知率を国別に可視化することができました。これにより、地域ごとのブランド浸透度の差異が明確となり、今後のローカライズ戦略に活用可能な基盤データを得ることができました。
また、他社ブランドとの比較における認知率や購入意向の違いも明らかとなり、AlphaThetaブランドの市場におけるポジショニングを再確認する機会となりました。
さらに、ユーザーが当社製品を認知するチャネルが国によって大きく異なる実態も把握でき、今後の広報施策においての活用が期待されます。
定点的な調査でブランド戦略の強化を目指す
今後の展望やGMOリサーチ&AIに期待することを教えてください
今後の展望として、ブランド構築のフェーズにおいては、各市場における「現地理解(ローカルインサイト)」の重要性を改めて認識しています。特に、国や地域ごとに異なる文化的背景やブランドに対する受け止め方を把握し、それに基づいた戦略設計を行うことが不可欠であると考えています。
そのため今後は、定点的にブランドの認知・理解の変化を追うブランドトラッキング調査の実施や、広報施策の前後での効果測定なども視野に入れ、データドリブンなブランド戦略の強化を目指していきます。
国内も海外も、マーケティングリサーチならGMOリサーチ&AI
オンラインでのアンケート調査をコストを抑えてスピーディに実施できます。
まずはお気軽にご相談ください。
お電話でもお気軽にご相談ください 03-5459-5565 (営業時間 平日10:00~19:00)